イギリスのブレグジットをめぐり、EU首脳らは、メイ首相が求める離脱日の際延期を承認する見通しとなりました。
ただ、延期にはEUへの英国の影響力を制限するためにフランスが一定の条件を求めており、EUはより長期の延期を受け入れるようメイ首相に求める可能性があります。
メイ首相は、ドイツのメルケル首相と会談し、その後フランスのマクロン首相とも協議しています。
メイ首相は6月30日までの延期を希望しているのですが、草案にはいつまで延期するのかを具体的に記入されておらず、いまだEU首脳がこの問題で意見が分かれているからだと考えられています。
EU理事会の一般理事会の後、外国官からは数カ国が6月30日までの延期を支持しているが、大半はより長い延長が必要だとしているとの意見も出ているみたいです。
英議会でも延期は決定一旦はリスク後退へ
混乱中のイギリス議会ですが、英下院は10日に、2月末までにメイ首相が新しい案を議会に示せなかったらEU離脱を延期するというクーパー案を賛成多数で可決。
合意なき離脱のリスクは一旦の後退を見せましたが、思ったほどポンドは買われていなくて、市場も関心がだんだん薄くなってきている感じもします。
今後はEUとの離脱延期の具体的な期限の決定と、その後の内閣解散・総選挙となるのか、離脱案に対しての国民投票を実施するのか、まだまだ問題は山積みで楽観視できないこともポンドが買われない原因かもしれません。
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