14日の東京市場では、ドル円はもみ合いで113円後半での推移となりました。
日経平均の上昇、下落などにつられ、上昇下降が交錯し、114円付近では利益確定と見られる円売りが目立ち、上値はやや重い感じとなっています。
ポンドはちょっとした報道でも大きく反応
ブレグジットに関して、英国とEU双方が繰り返し否定しているにも関わらず、英金融サービス業は離脱後も欧州市場に引き続きアクセスすることが可能になるとのことで合意したと英タイムズ紙が今月報じた記事を受け、ポンドは一気に上昇しました。
ブレグジットの交渉が終盤を迎える中、ヘッジファンドはポンドに対して、かなり弱気な姿勢を維持しているため、たとえ小さなものであっても、突然降って湧いたポジティブなニュースは同通貨に影響を与えています。
ポンドの急上昇は、合意という明白な裏付けによる買いというよりも、投資家のポジションを反映している可能性があることを意味していて、また、合意が発表された場合には、ポンドが急騰する可能性もあることを示唆しています。
最近はほんのわずかな良いニュースにポンドは一気に反応し、急上昇する一方、悪いニュースがあったとしてもあまり動かなかったりするため、市場もポンドを買うタイミングを見ているのかもしれません。
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