11日のFRBパウエル議長の証言では、今月末のFOMCでの利下げを改めて示唆しました。
昨日の下院での議会証言や、FRBが公表した6月のFOMC議事録を受けて、7月の利下げが一段と確実になったとの見方が広がりました。
本日は上院議員での証言となりましたが、内容的には昨日の下院証言と同じような感じで相場の反応は限定的でした。
市場では7月の利下げがほぼ確実となったとの見方となったため、今度は7月の会合での利下げ幅が25bpとなるか、50bpとなるかに注目が集まりそうです。
7月会合で50bpの利下げをするかどうかは、今月末までに発表されるインフレ指標や小売売上高、第二四半期GDPの結果次第との方針を示しています。
FRBが最も注視しているCPIの6月分は上昇しているため、保険的な利下げでの25bpとなる可能性が高いと思われていますが、今後の指標次第では結果が変わるかもしれないため、今月は、いつもは動かない指標でも急な上昇や下落となるかもしれないため、注意が必要となってきそうです。
利下げによって上値の重い為替市場とは逆に、利下げの期待感から、ニューヨーク株式市場ではダウ平均株価が過去最高値を更新しています。
好調な株式市場につられて為替も上昇はしていますが、やはり利下げが重しになっているのか、上値は限定的となっています。
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