楽観的相場に陰り

新型コロナウイルスのパンデミックやそれに伴う景気悪化、高い株式バリュエーション対する懸念を払いのけて急速に持ち直してきた米株式市場ですが、11日は3カ月ぶりの大幅な落ち込みとなりました。
FRBが今週実施したFOMCで回復には時間がかかり今後2年間、ゼロ金利を据え置く必要があるとの見方を示すと速やかな回復期待が後退。
さらに、テキサスなど比較的早く経済を再開させた州で病院に搬送されたウイルス感染患者数が過去最高に達したため感染第2波への懸念も強まり、VIXの数値も上昇、景気見通しが再び悪化しつつあります。
実体経済から遊離した株価と言われていましたが、実力相応の株価へ回帰したのではないかと市場でも考えられています。