週が明けて8月も最後の週となりました。
本日の相場は、日経平均も好調、アメリカも利上げに向けて織りこみからのドル買いとはすんなりとはいかず、トルコリラの大幅下落に引きずられ、ドル円は下がりました。
先週トルコの金融市場が犠牲祭のため、小康状態を保っていたのですが、トルコ市場が休場明けとなる27日夕方にトルコリラが再び急落する展開となると、株を含めた金融市場に再びマイナス要因になりかねない感じです。
中国は為替レートの介入へ
中国の中央銀行は24日に、人民元の基準の為替レートを決める際に、「カウンターシクリカル要因(反循環的要因)」を加える制度を7ヶ月ぶりに再開させたと発表しました。
この制度は、中国当局が前日までの為替市場の値動きを受けて、人民元の基準値を決定する際、その変動幅を市場の値動きよりも小さくする方向に働きます。
制度が再開された本日の元の動きは、先週に比べて元高・ドル安方向に設定されました。
制度再開の狙いは、人民元安の抑制にあることは明らかで、米中通商交渉への配慮も狙った可能性があると考えられています。
中国が元安回避に動いたとの見方が市場で強まれば、新興国通貨全般の対ドルでの下落が和らぐ可能性もあり、市場では期待されています。
その一方で、中国の動きをきっかけにドル高の流れが変化し、ユーロや円が対ドルで上昇する可能性があるとの指摘する声もあります。
実際本日のドル円相場でも、対ドル基準値が公表された10時過ぎ以降に、円高ドル安が進行しています。
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