2日のニューヨーク市場では米中貿易摩擦の悪化を懸念してリスク回避の動きとなりました。
トランプ大統領はライトハイザー米通商代表に中国製品2000億ドル相当への関税率を当初発表していた10%から25%に引き上げることを検討するように指示し、これに対して、中国も報復措置を検討するとどちらも引かない状態です。
ロス米商務長官は「中国への関税が激変とならない可能性もある」と指摘し、今月いっぱいで米中貿易協議の再開ができるかどうか注目されます。
FOMCでは金利据え置き
8月1日に発表されたFOMCでは市場の予測通り金利据え置きを決定、声明では経済活動は強いペースで拡大と、前回の堅調なペースから引き上げ消費判断も強く拡大と貿易戦争での懸念が残る中で、米経済の堅調さが確認されました。
これにより、今年あと2回の利上げは確定的になったとの見方が有力になりドルが一段と買われそうです。
BOEでは政策金利を0.25%引き上げ
英国中央銀行は2日に、政策金利を市場の予測通り0.25%引き上げし、0.75%としました。
引き上げも9対0の満場一致での利上げです。
声明文ではタカ派な内容でポンドも堅調に動いていたのですが、その後の質疑応答でのハト派の発言を受け、ポンドは一気に下落しました。
英国内ではハードブレグジットや白紙離脱が懸念されており、ポンドの上値を抑えている状況です。
ただ、ポンドドルに関しては底値圏に入るため、ここからの積極的な売りにはなかなか繋がりにくい感じはします。
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