夏枯れ相場

先週はイベントラッシュで相場は変動しました。日銀の金融緩和の政策変更への期待感から円が買われましたが、結果としてはいつも通りの円売りでの終了となりました。
本日朝にはトルコリラにストップ狩りの動きが見られ一気に40pips下落する場面も見られ、一時10円台まで見えて来ました。
そんな中でも未だにトルコリラの買い越しは多いみたいですね。

今週の相場は8月9日にワシントンで開催される、日米貿易協議に注目が集まります。
自動車や農業の市場開放が議題に上る見通しで、注目材料としては自動車関税を回避できるかどうか。
自動車や部品への米追加関税が発動された場合、最大800億円の負担増になる試算です
しばらくは市場も警戒モードになりそうです。

8月相場の季節的アノマリー

8月は過去に発生した相場市場の歴史的事件の原因が多い月です。
経済問題のみならず、地政学的、軍事的な材料が比較的多く発生している月と考えても良さそうです。

8月は株安、金利安になりやすいかも

日米ともに株式市場においては8月相場は下がりやすいと言われています。
米10年債利回りの月別平均暴落率においても8月は結構下がっています。
日米株式市場の8月における傾向と合わせてみると、投資家は8月においてはリスク回避の姿勢をとりやすいとも言えるかもしれません。

前回のチャイナショックも2015年8月11日に人民元切り下げから起こりました。
今も米中間での貿易戦争では報復合戦が激しくなりつつあります。
中国の株式市場は貿易摩擦により下落していますが、さらに下落が強まればチャイナショックの再来になる可能性も否定できません。
株式市場では、そこまで悲観的ではないものの、チャイナショックを経験している分警戒感は強まりそうです。

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