4日に発表されたアメリカの9月雇用統計は、失業室は3.5%と予想外にも8月3.7%から低下し、50年ぶりの低水準となりました。
非農業部門者数は前月比+13.6万人。伸びは8月から鈍化し、予想を下回りました。しかし、過去2ヶ月分の雇用は4.5万人上方修正されています。
9月の平均時給は前月比+2.9%と、予想外に8月+3.2%から伸びが鈍化し、昨年7月以降ほぼ1年打ちの低い伸びに留まりました。
労働参加率は63.2%で8月から変わらず。
非完全雇用率は6.9%と低下し、2000年12月以降ほぼ19年ぶりの低水準となりました。
今回の米雇用統計で、依然強い米国の労働市場の状況が確認されたため長期金利も上昇しドル円は一時、107円台まで上昇しました。
FRB関係者の発言には注意
今回の雇用統計の結果を受け、米金利先物市場では10月のFOMCでの利下げ確率が80%から74%へと低下しました。
ただ、製造業やサービス関係の成長減速が見られることから、今年はあと1回、もしくは2回の利下げ予想は根強くあります。本日はFRBの連銀総裁やパウエル議長のイベントがあり、発言に注目が集まっています。
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