月末のロンドンフィキシング

ポンドは月末のロンドンフィキシングに向けての買いの流れが強まり上昇。その後、買いが一巡すると売りへと転じ再びの下落となりました。
ロンドンフィキシングは、金の価格を決定することで、ロンドン市場で決められた金の価格がその日の世界の金の価格となります。
ゴールドはドル建てで取引されるため、ロンドンフィキシングの数分前にはポジションを決済するために通過取引量が多くなります。企業のトレーダーが次の日にポジションを持ち越すのを避けるためです。
さらに、月末月初は、決算を控えた企業の影響もあり、ユーロドルやポンドドルで大きく動くことがあります。
月末のロンドンフィキシングでは、テクニカル的なトレンド相場を無視して動くことも多いのでトレードには注意が必要となってきます。
ただ、このロンドンフィキシングでの動きは一時的なものなので、もとの相場に戻ることが多いため、ストップを浅めに入れていると損切りされた上、また元の相場に戻ったということもあり、月末のこの時間のトレードは要注意です。

今週は、国慶節による中国市場休場により、アジア市場は商い薄となりそうです。
米中の貿易問題やトランプ大統領の弾劾調査、欧州経済の低迷、ブレグジット問題など、引き続きヘッドラインニュースに左右される展開となりそうですが、来週予定されている米中閣僚級協議までは動きづらい相場となりそうです

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