東京市場の商いが薄い中でもドル円は下落しています
12日の為替市場では、米中貿易戦争や英国の合意なき離脱が経済に影響を及ぼす影響が懸念される中、円買いの流れが止まりません。
コメルツ銀行のストラテジストはリスク指標と世界市場は一段と不安定になっており、円はその懸念を反映している。円やスイスフランといった安全資産は今後もリスク回避資金の受け皿となるだろうと述べています。
8月が円高になりやすい理由の一つに日本の輸出業者による夏休みのドル売りオーダーがあります。
お盆休みの間、輸出企業が休みに入りますが、休みの間為替担当者は輸出手当のドル売りオーダーを銀行に置いて休みに入るため、担当者がお盆休みから戻るまで、ドル売りのオーダーがずっと放置状態になるため、ドル円の上値が重くなり、ドル安になりやすいみたいです。
8月15日前後が最も上値が重くなりやすい地合いですが、ファンダメンタル的な懸念も相まって12日の為替市場で、対ドルで約1年半ぶりの高値をつけました。
お盆明け、再び市場参加者が増えるに従って、また流れが変わる可能性もあるため、警戒が必要です。
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