引き続き新型コロナウイルスの情報に注意

26日の外為市場では新型肺炎感染が米国も含め世界的に一段と拡大し、経済に損害を与えるとの懸念は根強く慎重な展開が継続が続いています。

トランプ米大統領が会見

トランプ大統領は本日米国東部時間午後6時(日本時間26日朝8時)に、新型肺炎に関する会見を予定しているが、市場に鎮静化に努めると見られています。
しかしトランプ大統領、過去にもあまり良くないニュースはニューヨークが終わって東京市場が始まる前に発言するため、あまり楽観視せずに警戒する事が必要となります。

トランプ大統領は株式相場をさらに引き下げるような新型肺炎の影響を予測することに側近に注意を促したとワシントンポストは伝えています。
メディアは市場にパニックをもたらすような、新型肺炎を巡り可能な限り最悪のケースを報じていると、大統領はツィートで言及。

トランプ政権は今のところ米国内での新型肺炎の感染が制御されているとする一方で、米疾病対策センター(CDC)や米保健社会福祉省(HHS)アザー米厚生長官は「米国で新たに新型肺炎の感染が拡大する可能性」を警告。潜在的なパンデミックに備えるよう呼びかけました。
CDCはさらに、新型肺炎のパンデミックで「なるか・ならないかの問題ではなく、時間の問題だ」と警告しています。
米国での新型肺炎の急激な拡大が成長を一段と悪化させるとの警戒感に、米国では追加利下げ観測が強まりドル売りが加速。さらに、「質への逃避」としての投資資金が米国債に大量に流入したため、米長期債の利回りは25日に過去最低を記録しました。

米国金利先物市場では年3回の利下げを織り込んでいます

一方、クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長をはじめ、FRB高官は「新型肺炎による経済への影響を判断するのは時期尚早」とし、今のところ成長見通しを修正するような具体例はなく、経済が見通し通りに展開した場合、政策金利を据え置く方針を維持しています。

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