円売り継続へ

10日の市場では、ムニューシン米財務長官が「米財務省は中国人民元の動向を注視している」「中国人民元は今年大幅に下落している」「中国とは通商協議の中で為替問題を協議したい」「中国が競争力強化のために人民元安を誘導していないことを確認したい」と話しているとの発言で、中国が為替操作国の認定の可能性がかなり高まったことにより、リスクオフ材料となりました
さらにトランプ大統領が「FRBが間違いを犯していると思う」「連邦準備制度は常軌を逸したと思う」「FRBは引き締め過ぎ」とFRBを非難、ダウ平均株価は下げ幅を拡大、リスク回避の円買いの圧力も強まり為替も下落しました。
昨日のダウ平均は過去三番目の下落となり日経平均株価の下落要因ともなりそうです

為替操作国に認定されるかは、来週15日前後に米財務省が議会に提出する為替政策報告書の結果によります。
認定された場合は米中貿易戦争から米中通貨安戦争に拡大する可能性が高まり、さらなるリスクオフ材料となりそうです。

2週間以上かけて上昇したドル円も5日間での下落。上昇時より下落時はスピードが早とは言われていますが、早かったですね。
ただ、市場も調整の機会を伺っていたみたいで、今回の件はタイミング的にもちょうど良かったのかもしれません。
上昇時の調整と終わるのか、それとも下落へとトレンドの転換となるのか、今後の動きに注視していきたいところです。

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