ニューヨークは株価続落

ニューヨーク株式市場は前日の急落を受け、反発するとの期待がありましたが、実際はさらなる下落へとつながりました。

ニューヨーク市場のオープン前には、トランプ大統領がG20(11日から14日までインドネシアのバリ島で開催)に出席する際、中国の習近平主席と会談する可能際があると伝わり、11月末に米中首脳会談が開催される可能性が報じられることで、為替操作国認定に対するリスク要因が若干後退したみたいです
直後、「ドルが非常に強く、企業は少し困難に直面している」などとトランプ大統領がドル高けん制発言があり、再びの下落となりました。

その後に、米株式市場がオープン、ダウ平均株価は500ドル以上値下がりしたほか、ハイテク株の多いナスダック総合指数も100ポイント近い下げとなりました。
市場では企業決算期を控え、投資家のリスクを一部手仕舞っているみたいで、好調続きだった企業決算が持続しない可能性が示されていると懸念が広がっています。

他にも、現在気になるのはVIX値(恐怖指数)が上昇していることで、前日は一時28.84と、2月12日以来の水準まで上昇。ダウ平均も一時700ドル近い下げで、しばらくは市場の混乱も収まりそうになさそうです。
ちなみにこのVIX値(恐怖指数)、今年2月に起きた1000ドル超下落の要因となった値で、投資家心理を測る指標となり、この数値が上昇すれば上昇するほど市場は混乱し、下落へとつながります。
普段はあまり動きがないこのVIX値の上昇が、現在のリスクオフの材料の一つとなっているため、この数値もしばらくは重要な数値の一つとなりそうです。

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