ブレグジットの行方は依然不透明

14日に英議会がブレグジットの期日延期を可決し、上昇していたポンドですが、本当に延期されるのか、どれくらい延期されるのか、そのための条件は何か、その後どうなるのかなど引き続き不透明です。
本日も、英下院議長が、メイ首相のEU離脱案がこれまでと同じ内容なら採決できないとの発言の報道を受け、ポンド売りが再燃しています。
今後は、20日までに実施される予定の英議会での協定案採決や、21から22日のEUサミットが注目されます。

今週の相場ではFOMCが要注意

米国では19〜20日にFOMCが開催されます。
公表される声明文や経済・金融見通し、さらにはパウエル議長の記者会見を通して、ハト派色が強まる可能性があり警戒が必要です。

来期の予算交渉開始

11日に発表された2020年度予算教書を受けて、来期の予算交渉が始まります。
トランプ政権と議会民主党は、19年度予算を巡って、政府機関の一部閉鎖という禍根を残しました。
来年11月の大統領選挙を視野に入れて、党派色が一段と鮮明になる可能性もあります。
3月2日に復活したデットシーリング(債務上限)の引き上げは夏場以降まで必要ないかもしれませんが、両者の対立が相場材料となるかもしれません。
さらに、米中通商交渉の行方が注目される中、米国と欧州、日本との通商交渉も本格化する可能性があり、トランプ政権の通商政策にも注視されるところです。

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