25日に行われたECBの政策金利発表では、市場の予想通り政策金利据え置きとなりました。
その際発表された声明で、必要ならば長期に渡って金利は現行からさらに低い水準を予想と指摘したほか、金利階層化や新たな資産購入を検討することなどを明らかにするとユーロ売りが先行しました。
その後のドラギ総裁が記者会見で、利下げなら影響を緩和する措置も同時に打ち出す、利下げの場合の利下げ幅や資産買い入れについて議論せずと発言がでると、過度の早期利下げ観測が後退しユーロは買い戻しの流れとなりました。
ドルは買いが強い展開
東京時間にも108円を割ることのなかったドル円ですが、ECBドラギ総裁の発言を受け、ドイツの長期金利が上昇。その動きに支えられて米長期金利も一気に上昇し、ドル買いの流れとなりました。
ECBが思ったほどハト派姿勢を示さなかったため、来週のFOMCでの50bpの利下げ確率が低下し、その巻き戻しの動きみたいです
その後発表された6月米耐久財受注額や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より良かったこともドル買いの流れが加速した一因となっています。
ちなみに、昨日のミサイルの件もあり米国務省が北朝鮮に対して警告しましたが市場は動かず、現在はネガティブな材料に反応しないため、かなり強いリスクオン相場と言えそうです。
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