ドル円は安値を目指す展開か

21日の為替市場は強いドル売りの流れとなっています。
そのような中でもドル円は下げが目立っており、心理的節目の105円を割り込みました。
105円を割り込むと観測されていた押し目買いも、買戻しの動きもなく、一本調子の下げとなっています。
前日は強い上値抵抗となっていた105.50円水準を突破し、上値期待を高めていましたが、結局、失速してしまいました。
上値への重さを再確認したロング勢が見切り売りを出している面もありそうです。

米追加経済対策の合意への期待

為替市場はリスク選好のドル売りが加速しています。
ペロシ米下院議長とムニューシン米財務長官がきのうも協議を行っていましたが、合意とはなりませんでした。
しかし、協議は本日以降も継続することが示され、ペロシ議長は「今週中に合意がまとまるとの希望を失っていない」と述べていました。
ペロシ議長はきのう20日を協議の期限としていたが、継続を決定しています。
議長の発言からは、協議は今週一杯まで続く可能性もあり、市場は合意に向けた進展が見られているのではとの期待を高めています。