ドルが売られて円が買われています

ワンマン社長のようなトランプ大統領ですが、周りの人はこの人からツイッターを取り上げないのでしょうか。。
昨日海外から輸入される鉄鋼製品に25%の高い関税を課す輸入制限措置の発動を来週にも正式に決める意向を明らかにしたことについて、本日朝、ツイッターで「貿易戦争は構わない、勝つのは簡単だ」とツイートしています。

米中間の貿易摩擦が激化することから、リスクを回避する動きとなり日経平均は一時600円を超える安値になりました。
中国だけでなく韓国や日本にとっても他人事ではないんですけどね。
トヨタ自動車も発表文で「鉄鋼製品やアルミ製品に大きな関税を課税する政権の決定は、米国で販売する自動車やトラックのコストと価格を大きく上昇させ、自動車メーカー、自動車産業のサプライヤー、そして消費者に悪影響を与えるものだ」と指摘しています。

ただでさえ米自動車メーカー株は2月の販売が振るわず下げていたところに死体蹴りされたような感じですよね…。

黒田総裁は出口についてやっと重い腰をあげました。

日銀の黒田総裁は国会で行った所信の表明と質疑の中で、金融緩和を縮小する「出口政策」について、現時点で見通している「2019年度ごろ」に物価が目標とする2%に達したら「出口を検討、議論していくことはもんだいない」と述べました。
いままで金融緩和の出口政策のことを聞かれると強く否定していた黒田総裁ですが、2期目が決まり逃げ切ることが無理だと悟ったのか、やっと先のことを考えるようになったかなって思いました
ただ、これもタイミング的には悪く、この発言を受けて106円台前半をウロウロしていた為替相場ですが、105円台を抜けてしまいました。

関税問題はドルを売る材料になり、緩和政策の出口は円を買うきっかけになります。
ドル売りと円買いの動きが加速する要因となり、4時間足のネックラインも抜けて現在は105円台前半を推移しています。
円高になると、また、この流れを嫌気した市場は株安の方向にむかってしまうという悪循環に陥る可能性もあります。

本日はこの後、メイ首相の4度目のブレグジットの演説もあり、内容次第ではユーロ、ポンドにひきづられてドル円も一段安になる可能性もあるので注意が必要です

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