米雇用統計?????

米雇用統計の謎…

5日の外為市場では米5月雇用統計のポジティブサプライズを受けて4−6月期の国内総生産(GDP)の見通しも改善されドルの買戻しが優勢となりました。
非農業部門雇用者数が予想-800.0万人に対してまさかの+250.9万人だったほか、失業率も13.3%まで大幅に改善しています。
毎週発表される失業保険申請件数では何千万人も失業しているはずなのにこの結果は本当に謎です。

雇用の予想以上に速やかな回復が証明された結果、V字型回復への期待が浮上。
さらに、トランプ大統領は会見で、給与減税など追加措置を模索していることを明らかにしたことが好感されて、米国株式相場は一段と上げ幅を拡大し、ダウは1000ドル近く上昇しました。

気になるのは労働統計局が発表したレポート中の中に書いてある内容に、
「他の理由で仕事から離れている人々を一時的な失業と分類するなら、失業率は、発表された数値より3%ポイントほど高くなる。」
との文章がある事です。
いずれにしても今回の雇用統計はトレーダーの間でも最大の謎となっています…