ドル円は下落へ

13日のニューヨーク市場では上値が重い状況で小幅な値動きとなっていましたが、ニューヨークのマーケット時間で、米中通商交渉において、農作物購入交渉が困難な局面に陥ったとの報道が流れたことでドル売りの流れとなりました。
また、取引時間中に市場最高値を更新していたダウ平均株価も、この報道が流れると、上昇をストップし、下落へと転じました。

ドル円も米中通商交渉への期待感で108円台後半から、109円台半ばまで一気に上昇し、その後トランプ大統領が否定したことからドル円もじわじわと下落していましたが、このニュースにより上昇分が戻った形となりました。
このまま、交渉が暗礁に乗り上げるとなると、12月にまた、関税が発動します。
トランプ大統領としても、来年の選挙を見据えてなんとかしたいところですが、かといって妥協すれば大統領の支持層にそっぽ向かれる可能性もあるため難しいところです。

この問題でドルの動きが行ったり来たりでなかなか方向性が定まりません。
12月になるとマーケットの商いは薄くなってくるので米中問題で急激な動きとなる可能性も否定できないため、今後の動向が注目されます。

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