16日の為替市場ではアメリカの政府閉鎖が26日目に突入し、経済への影響が懸念される中で、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマンサックスの好決算を受けて投資家心理は若干改善しています。
本日はこの後に発表されるベージュブックの結果が注目されます。
ベージュブックは今月末に予定されているFOMCでの材料となります
FOMCは2018年4回の利上げを行ったのち、当面利上げを見送る見込みです。
パウエル議長やクラリダ副議長は2019年も米経済に勢いがあるが、インフレが抑制されていいるため、利上げに慎重になる余地があるとの見解を示し、利上げの一時休止を示唆しています。
また、タカ派と知られているカンザスシティ地区連銀総裁も、金利が中立水準に近づいたことや、過去の利上げの影響を見るために休止を示唆しています。
長期化した政府閉鎖の弊害
政府期間閉鎖の長期化が、経済の成長減速をさらに加速させる可能性が懸念されています。
政府も政府機関閉鎖によるコスト見通しを従来の2倍に修正。閉鎖が今月いっぱい継続することになると、GDP成長率を0.5%削減することになると見ています。
さらに、一部のエコノミストは、もし政府機関閉鎖が第一四半期いっぱい継続した場合、金融危機以来続いている第一四半期のGDP成長ペースが年を通じて最低になる傾向を考慮すると、第1四半期のGDP成長率がマイナスに陥る可能性を警告しており、そうなった場合ドル売りの材料となりそうです。
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