本日のニューヨーク市場は、昨日の感謝祭休場と週末に挟まれたブラックフライデーで、特に主要な指標もなく閑散取引となりそうです。
毎年、ブラックフライデーから、アメリカではクリスマスセールが始まり、感謝祭の週は株高になるアノマリーなのですが、今年はアップル株の下落をはじめとして、ハイテク株や米消費の先行きに警戒感が強まり、関連株に失望売りが広がっています。
為替市場に影響を及ぼしているのはニューヨーク市場の弱い株価だけではなく、欧州初の政治情勢不安もあり、今後年末にかけて一段高を試すには問題が山積みのようです。
欧州発のニュースには警戒してください
ブレグジット関連では24日にメイ首相がユンケル欧州委員長と会談し、25日には臨時EU首脳会議での承認を待つことになります。
イタリア財政問題では、欧州委員会が2週間の猶予を与えて過剰財政赤字是正手続きを警告しておりイタリア政府の対応にも注目が集まります。
商いが薄い相場ではちょっとした要人発言やニュースが一気に相場を動かしたりするため、ブラックフライデーから年末にかけては特に警戒が必要です。
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