6月最終週が終わってみて、今月はボラティリティの少ない一ヶ月になりました。
月末のニューヨーク市場では、円売り、ドル売りの流れが継続、EUでの難民・移民問題への対策案の合意から、欧州の政治リスクの後退したことで、ユーロの買い戻しが目立ちました。
また、イギリスのGDP確定値が上方修正され、BOEによる8月利上げの観測が高まったことから、ポンドも買われました。
IMM通貨先物ポジションでは円の売り持ちポジションは前週から減少し、ポジションを手仕舞う動きが見られました。
来週は7月の始めの週になります
2日にはISM製造業景況指数、5日にはFOMC議事録公表、ISM非製造業景況指数、6日には雇用統計、非農業部門雇用統計が控えています。
米中間選挙のある年の夏場の相場はパフォーマンスが悪化するアノマリーがあります。夏場は例年、株価の利益確定による調整が行われる年が多かったりするので気をつけて下さい。
トランプ大統領の仕掛ける貿易戦争に関しても市場が一喜一憂する局面がありそうです。
第一弾は7月6日に対中制裁関税を発動する予定です。
6月中旬以降の、中国人民元の下落も目立っており、中国株も下落傾向にあるため、市場のリスクオフを誘発する要因になる可能性もあるため、注意が必要です。
特にオージードルに関しては中国の株価に左右されやすいため、オージードルと、オージードルの動きと連動しやすいニュージードルに関しては警戒が必要です。
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