米中貿易戦争の懸念後退

先週末のジャクソンホールでの講演で、パウエル議長が、足元の景気拡大を維持すべく適切に対応すると表現し、市場が織り込んでいる9月のFOMCでの追加利下げを追認する形となり、ドル円は大きく下落しました。
本日は下窓からのスタートとなり、東京時間は追加利下げや米中貿易摩擦や香港や、GSOMIA破棄による朝鮮半島の地政学リスクへの懸念がドルの重しとなっていました。

トランプ大統領が中国へ貿易交渉再開を望んでいると発言

先週、中国が大豆などの米国製品に対する報復関税措置を発表したことを受け、トランプ大統領が23日、対中輸入品2500億ドルの関税率を十浦井の25%から30%へ、残り3000億ドルに対する関税率を10%から15%に引き上げる計画を発表したため、米中貿易摩擦の激化、長期化懸念が、米国や世界経済に一段と影響を与えるとの警戒感から、ダウは600ドル超下落し、リスク回避の動きが加速しました。

その後、トランプ大統領は、フランスで開催されてていたG7で、中国から連絡を受けて、貿易交渉再開の意図が伝えられたと発表すると警戒感が後退し、ドル買いの流れとなりました。
ドル円の流れは現在、貿易戦争のファンダメンタルな動きに左右されています。
事態は引き続き流動的でいつイベントリスクが起きるかわからないため常に警戒はしておいたほうが良いかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です