東京株式市場では平成最後の取引が終了しました
日経平均の終値は2万2258円で、バブルに沸いた昭和最後の日から26%下落しました。
本日の東京市場では10連休を前に積極的に売買に臨む投資家は少なく、前日比48円安での終わりとなりました。
連休明けからの市場の流れがどのように動いていくのか、連休中にも世界の経済、指標は滞りなくあるため重要な指標等は連休の間でも動向を伺っていくようにしておきたいところです。
ドル円は下落が限定的でも上値重い
26日の外為市場では日米首脳会談を控えて円の下落は限定的となる可能性があります。
21時半に発表されたアメリカのGDP速報値では、3%超えの数値を示し、ポジティブサプライズとなり、一時ドルは買われましたが、伸びが主に在庫や防衛で押し上げた事や、コアPCE価格が予想以上にていかしたため逆に利下げ観測が強まり、112円超えたところを頭に下落に転じました。
日米首脳会談の今後の焦点
日本時間の27日朝には日米首脳会談が行われます。
ここでは貿易、北朝鮮をめぐる安全保障などが焦点となりそうです。
新たな日米協定では為替が含まれる可能性があり円は下げ難い環境となります。
麻生財務相は25日に、ムニューシン米財務長官との協議後、記者団に為替への要求があった他、貿易と為替のリンクに改めて反対を表明したことを明らかにしています。
同時に、貿易協議に為替を入れ込むことが決まったわけではないと加えています。
市場では第二のプラザ合意となるのではないかと警戒もありますが、財務相幹部の発言では、貿易協議に為替を入れ込むことが決まったわけではなく、第二のプラザ合意になるような話ではない、と否定しています。
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