イタリアの予算案提出に要注意

13日の為替・株式市場では、米中首脳会談の準備で中国副首相が訪米へとのニュースをきっかけにして、米中通商摩擦緩和への期待が高まり、さらに昨日の下落後でもあって、株価は買い戻しの動きが見られました。
ポンドは、ラーブ英EU離脱担当相がブレグジット交渉の合意に関し楽観的な見方を示したことで、ポンドにも買いが入っています。
ただ、ハント英外相からは、ブレグジット交渉はおよそ95%で合意に達しているが、残りの5%が難しいとの発言も出ており、ポンドはファンダメンタル的要素にまだまだ左右されそうです。

イタリアの予算案の情報には注意してください

注目のイタリア政府が修正予算案を欧州委員会に提出するか否かですが、昨日、コンテ伊首相と、両副首相との会談がキャンセルされたことで、欧州委員会へは提出されない可能性が高まっています。
市場でも織り込み済みとはいえ、この動きには最も警戒しており、どちらの方向に飛ぶのかわからないため、この件が解決されない限りは、どちらの方向に大きく動くのか、依然わからない状況ではあります。
一応、現時点では警戒からのユーロ売りに傾いてはいますが、もし、解決に向けての何かしらのニュースが出た場合、売られていたユーロが一気に買い戻しされる可能性があるため、常にニュース等には注意が必要です。

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