上値の重い状況です

経済問題、いろいろとドル円の動きの上値に蓋を閉めているみたいです。
本日の東京市場でも、開始は円安で推移していたのですが、パッとしない日経平均に、2年7ヶ月ぶりの安値圏まで下落している上海株式指数が嫌気された形です。
現在は市場心理的に楽観的になりにくい状況で、こういう時は株価の変動に敏感になりやすい相場になります。
中国株に関しては、下げ幅自体はあまり問題にならないのですが、中国の景気減速が懸念される中での2年7ヶ月ぶりの低水準まで株が下落したことが市場でも気になっている感じです。

8月の生産者物価指数はマイナスに

12日に発表された8月の生産者物価指数は、前月比−0.1%と、上昇予想に反して、予想外に昨年2月以来のマイナスに落ち込みました。
前月比では+2.8%で、予想を下回り、4月来で最低となりました。
ただ、食品・エネルギーを除いたPPIは前月比+2.9%と、7月の+2.8%から上昇、4年ぶりで最高になりました。
結果的には上昇するとみられていたインフレの低下で、ドル売りの方向に向かいました。ただ、下値も限定的で、方向を決める決定的な材料を待っている感じがします。

明日はトルコ中銀の金融政策決定会合が予定されておりトルコリラを含む新興国通貨の動向が注目されます

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