方向性の欠ける相場

24日の為替市場では、今週末開催されるG20を睨んだ展開となりそうです。
G20では、米国に続き中国側も習近平国家主席が出席、トランプ大統領と会談することを確認したため、期待感が出てきました。一方で、もし協議が決裂した場合、世界経済がリセッションに陥り、株式相場が下落すると警戒感も強く、結果次第で今後の流れが決まりそうです。
ただ、イラン情勢も緊張が強まり、地政学リスクが高まっており、全ての不安要素が払拭とまではいかないので、こちらも注視していきたいところです。

トランプ大統領は次期大統領選を見据えた動き

トランプ大統領がテレビ番組で再びパウエル議長を批判しています。
大統領は先週2020年の大統領選への再出馬を宣言しました。現職有利とはいえ、次期大統領に確実に就任するかどうかはまだ不明ですが、もしトランプ大統領が再選された場合は、パウエル議長の続投はないものと思われます。

ドルを買う理由

下値が切り上がってきたドル円ですが、ドルを買う理由が見つからないのが現状です。
金利の低下やイラン情勢、米中貿易問題など、下落の要素はたくさんあり、株価の上昇だけがドルを支える材料になっていますが、どこまで続くのか不確定要素ではあります。
米朝関係については、お互いの新書が取り交わされたことで、明るい見通しも出てきましたが、仮に第三回米朝首脳会談開催となったとしてもそれほど上昇要因とは思えないのが現状です。
現在市場の関心は29日の夕方に行われる米中首脳会談の行方に注目が集まっています。

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