ユーロ・ポンド高に警戒

英中銀のマイナス金利の後退

英国中央銀行は予想通り金融政策決定会合で市場の予想通り過去最低の金利、資産購入プロブラム規模の据え置きを決定。
ベイリー中銀総裁は、見通しでかなりの下方リスクを警告したほか、マイナス金利に関して、手段のひとつだが、いまのところ実施する計画はないとの考えを示しました。
総裁のマイナス金利を実施する段階ではないとの発言や、英国の7月建設業PMIが予想を上回る改善を受けて、英国経済が回復の初期段階にあるとの見通しが広がりポンドは上昇しています。
この英中銀金融政策委員会の結果を受けてポンドの買いが強まり、ユーロも連れ高する形で1.19ドル台に上昇する場面も見られました。

ポンド高からの株価下落

為替相場のポンド高を背景に、海外で収益を得る多国籍企業が売られ相場を押し下げています。
ポンド高が収益を圧迫するとの見方から多国籍企業の資源関連株や薬品株、たばこ株などが軒並み下落しています。
石油株には前日上昇した反動から利益確定の売りも出ており、銀行株も売りに押されています。

ECBはユーロ高に警告

ドル安基調の中で1.19ドル台前半の上値抵抗を突破できれば、重要な節目である1.20ドルを目指す動きも期待されています。
しかし、このところのユーロ高・ドル安に沈黙を保っているECBも1.20ドルを超えるようだと黙っていないとの声も出ており、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の拡大を示唆してくるとの声も聞かれます。
ECBスタッフが次の経済見通しを作成する段階でユーロ高を看過することはないという。
今後ECBが介入するかどうかにも注目が集まりそうです。