為替の動向

昨日の明け方に発表されたアメリカのFOMCの政策金利の発表
市場の予想どうり6ヶ月ぶり、0.25%の利上げでした。
この政策金利だいぶ織り込まれているとは思っていましたが、発表された途端一気に売りに転じました

14日のニューヨークでは112.8から112.1まで下落しました。
発表された経済指標、小売売上高は結果良く、ドル一時買われたのですが、
共和党のルビオ上院議員が税制改革の現状の案に反対を示し、もしかしたら税制改革は年内の成立が難しくなったのかもって事で再びドル売りが加速しました。

ドル円はFOMCを終えたのですが、方向性がイマイチ掴めない感じです。
22日に再び税制改革についての話し合いと暫定予算案の話し合いがあるため、どちらも成立しない場合再びドルは売られることになりそうですね。
本日はダウも長期利回りもあまり良くなく日経がこの結果を受けてどう動くか注目です。
ニューヨークにつられて落ちるようでしたら、ドル円も112円を割り込む可能性も出てきそうです。

ヨーロッパの方はBOE(イギリスの中央銀行)は政策金利据え置きと予想通りの結果だったにもかかわらずポンドは売りに転じました。ただ、織り込まれた事もあり、下げ幅は限定的だったように思います。
ECB(ヨーロッパ中央銀行)が経済見通しを上方修正との発表を受けて一時ユーロは買われましたが、インフレにならず依然として量的緩和は必要とのドラギ総裁の発言を受け、再びユーロ売られました。。

よく金融政策の時に聞くインフレ、各国の中央銀行が利上げをするのは、もちろんバランスシートの正常化もありますが、加熱しすぎた経済を引き締める役割もあります。
加熱しすぎた経済=インフレなので(物の価値が上がり、お金の価値が下がる)、経済が良くなっているにもかかわらずインフレになっていないのに政策金利の利上げ(インフレなら市場にお金が回りすぎているので回収する役割もある)をするのは経済不況を招きかねないので難しい判断になりそうです。どの国も今、経済いいはずなのにインフレになってなくて利上げをするべきなのか見送るべきなのか判断に迷っているみたいですね

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