FOMCでの利下げと今後の利下げ期待の後退

31日に行われたFOMCでは政策金利を25bp下げて2〜2.5%となりました。
今回の利下げは2008年から、約10年ぶりの利下げとなり、利下げの要因はトランプ大統領の行う通商政策が要因となる経済に及ぼす影響です。
今回の利下げにより焦点となった項目は、50bpの利下げか25bpの利下げかという内容と、1回限りの保険的な利下げか、今後も利下げを継続していくのかでした。
FOMCの声明文ではパウエル議長が長期緩和サイクルの開始を否定したため、追加の利下げ期待や後退しました。
今後の利下げについてはFRBはデータ次第の姿勢を維持しています。
ドルの売買の主な指標となりそうなものは、米長期金利の動向で、いつ上昇基調に転じるかがドル円相場の流れを決めそうです。

パウエル議長の緩和サイクル否定と追加利下げの示唆

今後の流れは経済指標次第ですが、市場には世界経済原則とインフレ低迷の見通しが根強く残り、利下げ打ち止め感と判断するのは時期尚早と言えそうです。
現在は利下げの懸念が後退したことでポジティブ要因となり、ドルの買いに繋がりました。
今後注目されるのは通商交渉の行方と、経済指標、長期金利、株価となりそうで、
株式市場では追加利下げを強調してくるものと期待していただけに失望感も出ているようです。
本日は、売られ過ぎたニューヨークの株価に買い戻しが入るかが注目されるところとなりそうです。

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