本日のトランプ砲

最近恒例化してしまった感のあるトランプ砲ですが、本日は中国への投資制限に関して最も厳しい措置は取らないとの報道で一気にドルの買い戻しの動きとなりました。
相場の動きとしては一気に買いあがったのですが、それ以上上昇するための材料に乏しく、その後、クドロー米国家経済会議委員長が「トランプ大統領は中国に対して姿勢を緩めていない」との発言により株式市場の上昇もストップしました。

現在はニューヨーク市場がマイナス圏に沈んだため、ドル売りの動きとなっています。

トランプ大統領、どうもポジティブ発言はニューヨーク時間が始まる前、ネガティブ発言はニューヨーククローズ後に発信しているんじゃないかと勘ぐってしまいます。。
計算でやっているならだいぶ策士ですね…

ドル円の相場ですが109円台から110円台をもう2ヶ月以上ウロウロしています。
金利的には上昇してもおかしくないのですがやはり貿易摩擦についての懸念が上値を抑えています。
市場参加者も高金利通貨のドルを売りで持ち越すのは嫌だし、かといって貿易戦争の懸念がある中でのドル買を進めるわけにもいかないので八方塞がりみたいですね。
行ったり来たりの往復です。

リスク回避の動きは原油からも波及しています

昨日のニュースですがアメリカがイラン産原油の輸入禁止を同盟国に要請しているようです。
今後要請は中国やインドにも求めるようで、11月4日まで実施、協力しなければ二次的制裁を行うとのことです。
日本では輸入原油量の5.5%がイラン産のため難しい対応を迫られそうです。
今後原油価格も高騰すれば経済活動にも影響が出るため、株価の下落等注意が必要になってきます。

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