今週からアメリカはサマータイム突入

順調に上昇していった株式市場も、3月に入ってピークアウトの兆候も出てきました。
今後、市場がリスクオフに傾いていくのか注視していきたいところです。
要因としては、米景気の減速、合意期待が高まってきた米中通商交渉の決裂、イギリスのブレグジットでの合意なき離脱、株価の大幅な下落が考えられます。

日銀の金融政策決定会合

今週の15日には日銀の金融政策決定会合が開催されます。
現状維持が想定されていますが、FRBやECBをはじめとした主要中銀が金融政策をハト派方向へとシフトさせつつある中で、日銀に追加的な金融緩和の余地は乏しいとの見方が有力です。
黒田総裁は打つ手はあるとの姿勢を堅持していますが、相場環境次第では仕掛け的な円買いが起こる可能性は否定できません。

イギリス議会ブレグジットに向けての今後の動き

3月12日まで英議会が協定案を採決(可決なら29日に離脱)
3月13日協定案否決の場合英議会が合意なき離脱を採決(否決がほぼ確実視)
3月14日英議会が離脱日の延期を採決
3月21~22日離脱日延期の場合EUサミットで英議会延期申請を承認
3月29日イギリスEU離脱日(延期の可能性大)
6月末延期の場合の次回離脱日予定

EUが協定案を再交渉しない姿勢を貫いていることで、英国の離脱強硬派は態度を軟化させつつあります。
また、英議会が合意泣き離脱を否決することがほぼ確実視されているため、混迷が続けば2回目のEU離脱の是非を問う国民投票が現実味を帯びかねないことを警戒しているようです。
仮に離脱日延期となった場合でも、メイ首相は最長で6月までとしており、その間に英国とEUが協定案で確実に合意できる可能性は薄いと思われます。
一旦延期でポンドが買われたとしてもまだまだ楽観視はできない通貨となりそうです。

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