不安定な株式市場

地政学リスクや政局問題を抑え、週明けは好調な株価でしたが一転して、本日は大幅な下落へと転じました。
昨日は中国政府介入発言を受け大幅に上昇した上海株価指数ですが、一転して景気の先行きなどに対する悲観的な見方が依然強く、本日は売り優先となりました。
上海株が下落したことが、投資家心理を悪化させ、日米の企業決算の発表本格化を前に押し目買いの動きもみられ、日経平均は2ヶ月ぶりの水準まで下落しています。
上海株価指数に関しては、昨日の4%上昇は、過去の傾向から見て底打ちとなることが多いのですが、人民元高が条件となります。
現在では人民元安となっていて、不安が広がっている中、今後、中国当局による景気刺激策などの影響で人民元高になった場合、人民元安が一服し、中国株が上昇すれば景気も上向くと思われます。

市場は11月6日の中間選挙まで警戒

トランプ大統領は22日に、中間所得層向けに10%の減税を検討していると発表しました。
11月6日の中間選挙の直前となる11月初めごろに発表される可能性があるみたいで、選挙前のパフォーマンスとの見方もあります。
この減税が材料視され、長期金利下落へとつながるようでしたら、株価と為替も下落するため、注意が必要です。
ちなみに中間選挙、現在は民主党が優勢で、ねじれ議会へとつながるとの観測があり、結果、金融市場が急落または急騰する可能性もあるため、警戒が必要です。

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